小心者のぼくの日記

小心者のぼくが、経営・起業・資産運用であれこれしているブログ。

【体験談】盲腸になりまして

▼はじめに

突然ですが皆さん、盲腸(急性虫垂炎)になったことはありますか?私は先日手術、入院し本日退院しました。

手術が決まってからの限られた時間で虫垂炎について色々調べてみましたが、手術や術後の痛みやしんどさに関する具体的な情報があまり出てこないことに不安を覚えました。(病院の記事ばかりですよね)

そこで今回は、一つの事例として私の体験を記事とし、これから手術を迎える皆さんに情報としてお届けできたらと思います。

 

 

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盲腸になりました

▼夜中の突然の腹痛、寒気、痙攣、そして病院へ。

夜中の0時、耐えがたい腹痛に襲われました。過去に似たようなことがあり、その時の診断は「食中毒」。昨日今日の食事を思い返しながらトイレに駆け込みます。

全く便は出ず、それでもみぞおちあたりがとんでもなく痛い。寝る体制を色々変えてみても効果はなく、時間が経つにつれてどんどん痛みが増す状況でした。いつか痛みが治まるだろうと寝付けぬまま2時間程経ったころ、突然強烈な寒気を感じました。あまりにも寒すぎるため長袖長ズボンに着替えるようと立ち上がった瞬間です。体が痙攣し、“ピンッ”と硬直して全身の筋肉に力が入るのが分かりました。

この時流石に、

「やばい!これは死ぬ!!!」

と思い、全力で床を殴ることで家族を起こしました。

とりあえず着替えと水を用意してもらいながら1時間ほど様子を見た後、これは耐えられないと判断し夜間病院行きを決めたのです。

お金がかかる、迷惑がかかる、大した病気じゃなかったらかっこ悪い、ということで救急受付を渋っていた私でしたが、「開院までの5時間をこの痛みに耐えるのは絶対に無理!!」ということで観念しました。

 

「耐えられない」っていうのが主観的過ぎて判断に迷いましたが、結果的には良い決断でした。

▼(DAY1)盲腸と診断⇒えっ!即手術?!

病院に着くとすぐ問診、触診、血液検査、CT撮影を実施。点滴とおしゃべり(夜勤の看護師さんやお医者さんと)しながら検査結果を待ちます。それにしても、結構夜間病院に救急搬送される方ってかなり多いんですね...。

そうこうしているうちに検査結果が出たようで診察室に呼ばれ、「急性虫垂炎」と診断されました。抗生物質で散らすか手術で虫垂を除去するか選んでくださいとのことでしたが、時間・コスト・再発のリスクを考えると手術が合理的と自分は判断。

手術の方法も2種類、「腹腔鏡手術」と「開腹手術」があるようです。腹腔鏡手術はへそから小さい穴をあけてカメラで見ながら虫垂を切り取る手術で、開腹手術はでっかい切り込みを入れて、虫垂を手で確認しながら切り取る手術と説明されました。今回は前者の「腹腔鏡手術」を行うようです。

一番驚いたのが、このやり取りをしている時刻が7時、手術が3時間後の10時にセッティングされたことです。これには結構ビビりました。急いで家族を呼び、手術の方式、合併症などのリスク、今後の流れの説明を受け同意書にサイン。手術用のパンツやその他もろもろの検査(虫垂炎であることの最終チェック)をしながら待機しました。

ちなみのその検査の中に下半身(股間の近く)から採決するというものがあるのですが、地味にこれがきつかったです。3,4回失敗してそれだけでも萎えたのですが、5回目で採決された時に「あれ、尿も混じってるかも」と言われた時です。

ちょっとズレちゃったみたいで、凄い気持ち悪くなりました笑

▼初めての手術、夢の全身麻酔

10時になると、車いすに乗せられ手術室へ移動。手術台の上に寝ると、見たことの無いあれこれを設置されとんでもなく緊張してきます。その一方で、ずっと体験してみたかった「全身麻酔」にワクワクしてもいました。

点滴が麻酔に変わり、更にマスクから麻酔っぽい空気が出てきます。目と口が開かなくなり、呼吸が浅くなっていくのが分かります。死ぬときってこんな感じかな?みたいな。苦しくはないけど息が止まりそうな感覚で、そこから意識が一気にシャットアウト。

その後、普通の睡眠と同様夢(か幻覚??)を見ながら覚醒しました。身体は全く動かず、とりあえず手術が無事終わったという言葉を聞いて一安心。そのまま4人部屋に通され、入院に関する説明を受けながらもウトウトして寝たようです。

▼痛みでもだえる熱帯夜

目が覚めると19時を回っていました。

もちろん食事は無く、水だけ許可されます。

飲もうと身体を起こすと腹が痛いので実際はあまり飲めません。また、まだ歩けないので尿瓶におしっこをするよう指示がありました。

やることもないのでゆっくり寝ようと目を閉じようとしたとき、しめつけるようなお腹の痛みが襲ってきました。恐らく麻酔がとけたのでしょう。叫ぶような痛みではありませんが、これを黙って耐え続けるのは精神的にきついなぁくらいの痛みです。

エアコンがついていないことも相まって汗が滝のように出てきます。痛みと脱水の不安で思わずナースコールしました。

痛み止めを点滴で注入してもらい、冷え冷え枕もくれた看護師さんは本当に天使ですね。

その後は痛みも暑さもなく、初めての尿瓶でおしっこをして寝ました。ただこの夜のうちに尿瓶3本分のおしっこが出て、「おいおいこれ水分大丈夫か?」と内心焦っていたのは内緒です。

▼点滴からの解放、神の恵み(痛み止め錠剤)

翌日は朝昼とご飯にチャレンジ。食欲があるということで、忌々しい点滴から解放されました。点滴が無いので代わりに痛み止めの錠剤を処方。好きな時に痛みを止められるのは本当に嬉しかったです。

この日から積極的に歩いてリハビリ開始。もちろん痛み止めを飲んだ後じゃないと痛くて歩けません。ただどれくらい体を動かして良いのか分からないため、少しずつ試すように歩幅やもも上げを調整していきます。

ちなみに動き過ぎたせいか、腹から血と液体が漏れていたようです。なんか痛いと思ったんですよね。

▼(DAY3)コーヒーとガムの解禁。

ついに痛み止めなくても耐えて歩けるくらいになりました。とはいえ、笑ったりくしゃみをすると死ぬほど痛いですが...。

傷の調子も食欲も問題ないということでシャワーの許可もおり、また食事も通常食に変わりました。おかゆ大根おろしだったのが、ラーメンや焼き魚になりました。またガムとコーヒーも可ということで、私の病院ライフは勝ちパターンに入ったのです。

ただ心配なのが、ご飯を食べると下腹部が痛いこと。特になんの問題もなければ良いのですが...。明日の採決結果で退院日が決まるみたいなので、ここは安静に、そして適度に歩いて一日を負えました。 

▼(DAY4)血液検査と扁桃腺と経過

米国株をチェックしながら迎えた朝5時50分、突然看護師さんが入ってきて血液検査のための採決をしていきました。こんな物凄い朝早くから血を抜かれるとは思わず、ちょっと引きました。。

その後日々の傷チェックのために担当医の方が来られまさかの一言。

「手術で麻酔している時、口内扁桃腺が腫れが見つかったので耳鼻科に行ってください。」

「え?」

この時は、病気の心配よりもこれ以上入院する可能性があることへのストレスが勝り、一気にやる気が激落ち。また追加で手術、入院になったら娘はどうなるんだろうという不安でいっぱいになりました。

ドキドキしながら待った診断結果は...問題なし。一月後の再検査で何もなければ終了ということで一安心です。

その後、担当医から経過良好とのことで好きな時期に退院して良いと伝えられました。もちろん最短の翌日午前中を選択、傷やその他症状がなければこのまま明日にでも退院できることが決まりました。

▼(DAY5)退院、仕事開始!

米国株をチェックし、歯を磨いてコーヒーを飲むルーティーンをこなします。入院生活で規則正しく健康的になった朝食を完食すると、担当医からの傷口チェック。立て続けに薬剤師から薬の処方、看護師から今後の予約診断関係の説明を受け会計となりました。予定通り10時には退院、家族に迎えに来てもらいました。

家に着くと早速テレワーク開始。手術前にどこまで仕事をしているか思い出しながら、溜まったメールを返信します。明日以降は出社するため、ジャージと緩めの服をいくつか購入しました。

▼さいごに

いかがでしたでしょうか。虫垂戦の手術から入院で感じる痛みは実際そこまでひどくありませんでした。それよりも症状が出ている時の方が痛かったです。

是非みなさんの参考になれば幸いです。

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