報連相ができない部下を改善する3つのシンプルな行動
こんにちは。“小心者のぼく”です。
昇進して部下を持った。新入社員が入ってきて先輩になった。そんな時に苦労することの一つが、報連相ではないでしょうか。
・問題が起きそうなのにまだ相談されない
・連絡事項がうまく伝達されていない
コミュニケーションが不足する事で、小さなミスが大きな問題に繋がったり、人間関係の悪化に繋がったりしますよね。そんな私も現場からの報連相の無さに苦労をしていました。
ツールや仕組みを導入したり、マニュアルを作ってみたりしたものの上手くいかず、色々試行錯誤した結果今回ご紹介するやり方に行きつきました。今では気軽に部下が相談してくれるようになり、以前よりも変なミスやエラーが少なくなりました。
そこでこの記事では、
をお伝えしようと思います。
この方法を使えば、時間はかかりますが成熟していない部下でも自主的に報連相をするようになりますので、是非一度お試しください。
▼結論
▼解説
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報連相する場(場所・タイミング・議題)を与える
どう転んでも部下が報連相をしてくれない場合は、強制的に報連相をさせる会議を設定しましょう。日時と議題-すなわち何を報告して欲しいか、何か連絡事項はあるか、今仕事で困っていることはあるか-、を決めます。
もし既に何か仕事で問題が顕在化している場合は、ピンポイントにその事象に関しての相談を受けるようにしましょう。その際に、問題が起きる前に報告が発生するようルール決めや会議の議題へ盛り込みなどを行います。
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報連相を受けたら目に見える形で上司が動く
部下から報連相を受けたら、目に見える形で動いてあげましょう。部下にとっての報連相のメリットを示してあげることが目的です。
私の場合は組織全体の報連相が足りていなかったため月一の報告会を実施、部下が報告や相談してくれた事象に関して即決済・対応するように動いてみました。その結果、月を追うごとに報告が増えただけでなく、日常的にも報告や相談、提案が上がってくるようになりました。
やはり部下としては報告、相談したのに結局何もしてもらえない(見えない)ことが続くと、報連相をやる意味がなくなっていくものなのです。
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明確に叱る
一般的に言われているコーチングやリーダーシップのような伴走する、寄り添うテクニカルな方法で報連相をさせる「心理的関係づくり」「文化作り」がもてはやされていますが、それよりもまずはシンプルに分かりやすく叱ることが重要です。
叱り方が重要で、報連相された内容に関して叱るのではなく報連相が遅れたこと、なかったことを叱るべきです。
私の場合はよくこんな感じで少し強めに叱ります。
・報告しないことは義務違反である
・上司や自分に責任を移譲してほしい
・取返しがつく段階の報告はありがたい
・逆に取返しがつかないとこで失敗した時にあなたが取れる責任がない
・人間は失敗するものという前提でシステムは組まれている
そして叱った後報連相してくれた場合は「報告ありがとう、助かりました。来週あたりを目途に引き続き進捗の報告を待ってます。」のように伝えるようにしています。
▼さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は部下に報連相をさせるためのシンプルな方法をご説明しました。自律性の高い組織ではこのような管理型の方法がうまくいかないケースも多いと思います。あくまで新卒者や未熟な組織において報連相をさせるための改善策です。
少しでも困っている上司の参考になれば幸いです。