【30代子有・初心者夫婦】家計をリスクにさらさない資産運用に対する5つの重要なスタンス
こんにちは。“小心者のぼく”です。
コロナによって一気に注目が集まった資産運用。日々ネット広告やTVCMで流れて気になっている方も多いのではないでしょうか。
ただ、
・興味はあるけどリスクもあるんでしょ?怖い。
・パートナーが消極的で止められてる
と足踏みしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も最初はどこで何を買えるのかさえ分からず、周囲にやっている人もいなかったので自分のやっていることが正しいのか不安の日々。
そんな私も投資を始めて2年、妻もつい先日娘と一緒に証券口座を開設して今では家族で資産運用に関する話を積極的にするようになりました。お金の使い方についてもしっかり話し合えるので、お互いの価値観が揃っていき、貯金もしっかりできるようになりました。投資による利益に加え、この夫婦間の価値観共有によって、金融資産が3年で1,000万から1,700万に増えました。
そこでこの記事では、
をお伝えしようと思います。
この記事を通じて、まずは夫婦でお金の話ができるようになること。
そして資産運用に対する正体不明の不安を取り除き、第一歩を踏み出すきっかけにしていただけたら幸いです。
▼結論
▼家族の状況
さてまず初めに私の家族の状況は下記の通りです。
- 私(31歳)、妻(32歳)、娘(3歳)の3人暮らし
- 2021年5月から共働き
- 金融資産は1,700万円前後
- 投資歴:私2年、妻・娘3カ月
今回解説する内容は、毎月3-5万円は貯金にお金を回せるポテンシャルがある家庭が前提です。今はできていなくても、固定費や何かしらの支出を減らせば実現できる場合は問題ありません。
それよりも収入が全くない、どう切り詰めても貯金ができない場合は、資産運用ではなく収入を増やす方を優先してください。収入を増やす一つの手段は副業です。私たち夫婦が実際に行って稼げた副業を下記記事にまとめましたので、こちらもご参照ください。
▼解説
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生活費の3か月分は貯金で確保しておく
私たち夫婦はかなり小心者なので、年間手取りくらいの貯金を確保し余剰分を投資に使うようにしています。こちらに私の金融資産内訳の記事を貼っておきます。
一般的には生活防衛資金として生活費3か月分の貯金は確保しておく必要があると言われていますが、病気・ケガ・親の介護のことも考えて我々は1年間無収入でも生きていけるくらいの貯金をしておいた方が良い、という考えに至りました。
いずれにせよ「投資」によって生活の質やリスクが左右されるような状態は不健全です。最低でも生活費3か月分を貯金するまでは、資産運用のことは忘れて、収入増と貯金に全力を出しましょう。
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支出を夫婦で厳しめに管理する
投資をするには投資資金が必要です。一般的に、
です。収入を上げるか支出や貯金の割合を下げるするしか投資資金を伸ばすことができません。
私たちの取りうる選択肢は、
・副業、転職、共働きによって収入を上げる
・固定費や浪費の削減を行う
・生活レベルを維持し貯金分を投資に回す
です。
この中で一番すぐに効果が出て、実現可能性、持続性が高いのが「固定費や浪費の削減」です。ただ巷にある節約術はちまちま面倒臭すぎて自分達にはできませんでした。
その中で私たちが行きついた方法は、夫婦で毎月きちんとカード利用明細を見て指摘し合うことでした。気になる支出があれば「これ何?!」と質問するようにしました。
これにより一気に支出が減っただけでなく、夫婦でお金の話をするタブー感が無くなりました。もちろんたまに喧嘩になるときもありますが、もしお互い無干渉、無関心で家計がジリ貧になって将来困るよりよほどマシというのが夫婦の共通見解です。
夫婦でお金の話をするための記事もありますので、是非読んでみてください。
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「投資=遊び 兼 貯蓄」の感覚でやる
投資が本業ではないので、投資は余剰資金で行う遊びのようなものと捉えています。「投資した金額が全部0になっても生活用の貯金はあるから良い」くらいの感覚です。それに分散させた投資資産が急激に下がることはめったにありませんでした。コロナでも10%程度評価額が下落しただけで、全く痛くもかゆくもありませんでした。
確かに以前の私たちは元本割れして落ち込むこともありました。
しかしとある勉強会で、
「結局貯金してても無駄遣いしてしまうでしょう。無駄遣いするか相場が下がるかだけの違いです。例えば100万円投資して、5%下がったら5万円。ちょっと無駄遣いし過ぎたら、これくらい簡単にいきますよね。それに無駄遣いは戻ってきませんが、相場はまた上がることもありますので全然気が楽じゃないですか?」
と言われました。
肩の力が抜け、逆に緊張感ある程の金額を勉強不足の素人が投資する方が間違っているのは?と考えるようになりました。
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長期保有にこだわらず利確するときはする
「素人は売り買いせず、積み立て・長期保有せよ」ということがよく言われます。しかしバリュー株に関しては15%や20%評価益が出たら、利益確定しても良いというが私たちの考えです。
バリュー株はグロース株と異なり、急激に成長することはありません。それよりも上がり下がりを小さく繰り返しながら、たまに大きく上がった時に利益を確定する。そしてまた下がった時にエントリーする、というのがおススメの投資法です。
一方で右肩上がりが想定されるETFのようなものだったり、一定期間保有することで急速に上昇することが期待されるグロース株は長期保有前提で進めています。
ちなみに、バリュー株、グロース株等をまとめてみましたので、併せてこの記事も読んでみて下さい。
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つみたてNISAとiDeCoを優先する
つみたてNISAとiDeCoの最大のメリットは「非課税」です。投資で得た利益にはなんと20%の課税がかかります。ここでいう利益とは売却益や配当金、利子などです。この課税20%が0%になるメリットは本当に大きいので、非課税の範囲でまずはつみたてNISAとiDeCoに投資するようにしましょう。
特にiDeCoは将来の年金という意味でも老後のリスク対策になります。60歳までは引き出せないデメリットがあるので、安定したキャッシュインがある人に限りますがやらない理由は無いと思います。
▼さいごに
いかがでしたでしょうか。
実際に我々夫婦が気を付けて実践していることをまとめてみました。重要なことは、資産運用は家計をリスクにさらす行為ではないということです。逆に危険にさらすような資産運用は間違っています。
実際に私たちは、投資よりも「支出の管理」を特に気にしています。持続的なキャッシュフローを生み、すぐに実践できるという意味では、投資よりも利回りが高い活動だと思っています。資産運用の全てのスタートはここからではないでしょうか。
是非この記事を読んで、夫婦で第一歩を踏み出して頂けたら幸いです。